鳩間島のカー(井戸)  更新 2019.09.21

※ 今回は、地図の修正をしました。

1.鳩間島のカー(井戸)

 鳩間島は西表島に近い所に位置するものの周囲3.9kmという大変小さな島のため川は無く、水資源の確保は天水や井戸水に頼っていましたが、1980年7月に西表島からの海底送水管が敷設されて、長年の水問題が解決しました。
 ここでは、それまで鳩間島の人々の生活を支えたカー(井戸)の紹介をします。
 
No. 名  称
1. アンヌカー(東ぬ井戸)*
2. インヌカー(西の井戸)

高速船からの鳩間島遠景
 
 
2.鳩間島のカー(井戸)の地図
  
 
3.各カー(井戸)の紹介
 
(1)アンヌカー
   
アンヌカーは、民宿「和(なごみ)」の前の道をまっすぐ上がり、鬱蒼とした草地の中の道を辿っていった所、アイヌムラ(東の村)の北外れの原野にあります。アンヌカーとは、「東の井戸」の意味です。 大きなガジュマルの木の下、自然の洞窟の中に湧いていた泉で、石段が設置され、約20m降りるようになっています。かつては島の人々の貴重な飲料水となっていました。洞窟は結構大きくて深く、また水は今でもあるそうです。
     
井戸の利用には約束事があり、この井戸は「東ぬ村」の人々が利用し、家単位に水を汲む順番があったそうです。 1972年8月に竹富町指定の文化財・史跡となりました。
  
(2)インヌカー
   
鳩間中森・友利御嶽への道の手前、道路の左側の斜面を下りていったところにある井戸です。 インヌカーとは、「西の井戸」の意味です。
雑草が刈り取られた状態の井戸です。   ここは昔の人が貴重な飲料水を確保した場所ですが、現在、水は涸れているようです。
 

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