大見謝ロードパーク  更新 2021.01.23

今回は地図の修正を行いました。

1.概要

 大見謝(おおみじゃ)ロードパークは、大見謝川の川沿いにあり、西表島のマングローブ林を間近で観察する事ができます。そのための木製遊歩道が整備されている他、西表北部の美しい海や遠くに鳩間島を見渡すことのできる展望台も設置されています。
 場所は西表島・高那地区と船浦港のほぼ中間に位置し、レンタカー利用なら大原港からは約35分、上原港からなら約15分かかります。そばには駐車場も整備されています。

 ところで西表島の川は一般に川幅が広くて流れが緩やかで、川辺にはマングローブ林が発達しているのが多いのですが、大見謝川は水が直接海に流れ落ちる珍しい川です。つまり、川の流れの先端部が海面よりも高い位置にあるわけです。
 このことを利用して、昔、干ばつで鳩間島の井戸水が枯れた時には、鳩間島の人々は満潮時にこの大見謝川の河口にサバニを横付けし、飲料水の確保を行っていたそうです。

 大見謝ロードパークでは、マングローブ遊歩道散策や展望台から景色を眺めるのも良いのですが、浜やマングローブ林に下りて色々な生き物に触れてみるのもお勧めです。また大見謝川には小魚や川エビなども生息しており、これらを観察することもできます。但し、滑りやすい場所もありますので注意して下さい。

2.地図



3.大見謝ロードパークの様子

(1)マングローブ遊歩道

大見謝ロードパークの案内看板です。 駐車場東側のマングローブ遊歩道への降り口です。
 
浜までは綺麗な舗装路です。
 
浜からの北西側の眺め。 こちらは北東側の眺めです。
 
 
右手方向には小川(ヨシケラ川)があり、マングローブ林となっています。 木道の散策路が整備されています。
 
木道を進むと周囲は全てマングローブ林となっています。 木道からの眺め
 
マングローブ林には色んな生き物が生息しています。   小川(ヨシケラ川)には小魚も泳いでいます。
 

(2)展望台
 
駐車場西側の、展望台へと進む道です。 これが展望台です。
展望台からの北方向の眺め。鳩間島がよく見えます。但し、下の写真はズームUPしています。
展望台からの北西方向の眺め。 こちらは北東方向の眺め。
 

(3)大見謝川

展望台手前の大見謝川に下りる小径 川床に下りる所
下りた所 大見謝川の上流側(県道215号線・大見謝橋)の眺め
更に上流側の眺め    
   
下流側の眺め 大見謝川は川の水が直接海に流れ込むのが特徴です。
 
川床は砂岩層でできています。   川床を拡大した様子
 
岩の窪みに入った小石が長い間水流によって転がり、岩を丸く削ってできたポットホール   大小多くのポットホールが見られます。
 

(4)付録

大見謝ロードパーク近くの県道215号線ではイリオモテヤマネコの目撃情報がよく寄せられています。道路にはこのような注意表示も記されています。車のスピードはゆっくりと! 大見謝ロードパークの山手側に見えるヨシケラ川の滝です。近くにはこのような滝を見ることができる川がいくつもあります。


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